2006年度の長期的展望と戦略 |
昨年はドル高が加速し、かつてない円安基調になっていまった。
クロス円では1ポンド210円を超え、1ユーロ143円、1ドル121円にまで達するまでになった。
今年は、前半はドルの利上げがあるため、上昇するものの、後半はドルの利上げがストップすることもあり、逆にドル安になるおそれがある。
年末にかけては1ドル102円くらいにまでなるおそれまである。
したがって、戦略としてはクロス円ドル円ともに前半は落ちたら買う戦略、後半は上がったら空売り戦略が有効である。ユーロは142円以上になったら売り、1ポンド210円以上になれば売り、1ドル120円以上になれば売り戦略でいれば、必ず儲かるであろう。なお、ポンドはさらに利下げの可能性が残っており、急落の危険があるので、買うのは要注意。
なお、今年の予想レンジは
1ドル104円〜121円
1ユーロ125円〜143円
1ポンド179円〜212円
1豪ドル73円〜91円 |
年度末は外国為替相場が急変動、大儲けのチャンス、必見! |
3月中旬から3月年度末にかけては、毎年企業の決算のため、外貨を円に切り替える実需があります。そのため、対円で、ドルやユーロ、オージー(オーストラリアドル)、ポンドなどのクロス円が軒並み、下がります。
そのため、3月中旬にこれらの通貨を空売り(ショート)して、3月22日(FOMC)や3月31日(決算末)に向けて買い戻し(ショートカバー)すれば儲かります。お奨めは、3月15日頃で最も上昇したところでに空売りして3月22日頃の最も下降したところでに買い戻し、3月25日頃に空売りして3月31日に買戻しです。
外貨預金などで、空売りできない場合は3月31日(決算末)に外貨を買い(ロング)するとよいでしょう。そして、この場合は6月7月頃の最も外貨が高騰したときに売るのが良いでしょう。
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2005年度の長期的展望と戦略 |
2005年は年末までにドルのFF金利が4%になることが予想されている。
これは高金利通貨と言われる豪ドルやポンドなどとそう大差は無い金利である。
特に日本の方にとっては、銀行や証券会社で豪ドルやポンドを買おうとしても為替手数料が高く、金利の1%や2%は為替手数料として持っていかれるのである。その点、ドルは手数料が低いので、FF金利が4%になれば、無理してドルやポンドを買わなくてもドルを買えばよいので、どうしても日本人にとってはドル買いに走りたくなる。加えて、豪ドルやポンドは、値段的にもほぼ上限にあるので、これ以上上がりにくく、むしろ、下降のリスクがある。逆にドルはほぼ下限に近いので、これから上がる一方である。
おそらく、本年度内にはドル円は110円になる確率は99%、114円になる確率は80%はあるだろう。120円の可能性も40%くらいはあろうか。
私も外貨預金で今まで豪ドルやポンドを買っていたが、今年はドルを買うつもりである。
したがって、今年の戦略としては
ドル円は110円になるまではドルは押し目を狙って買い続けるのがよい。
ポンド円は利上げの可能性よりも利下げの可能性があるので、BOE(英金融政策委員会)で利下げが決まったら即座に売りボジションをもつのがよいだろう。10円くらい落ちる可能性がある。
ユーロ円は125円と145円の間を行ったり来たりすると予想される。したがって、130円くらいに落ちたら買いで、142円くらいになったら売りを考えるのが良い。
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