製造業・建設作業員

製造業・工員・建設作業員

この職種の実情・実例・苦労・必要な条件

記：コンサルタント　天河
[工員]
必要条件：忍耐力。器用さ
コメント：
この職種はいわゆるブルーカラーといわれ、社会的にあまりよく認知されたいないが、しかし、産業を支えていることも確かである。この職がなければ日本の経済成長も無かったといえる。
ただ、この職種は転職者が非常に多いというのも事実である。
特に大手企業の流れ作業（ベルトコンベアー）に勤務する工員の転職率は高い。
大手企業では毎年２００人新入社員を入社させても１年もしないうちにその半分は辞めていくのが現状である。
理由は、「単純作業が毎日続き飽きる、ベルトコンベアーに張り付いていては安易にトイレにもいけない。作業手順が厳密にマニュアルされていて手の置き方部品をどの手で掴んで足を何歩動かすかなど決まっていて独創的行動ができないロボットみたいだ。
技術の獲得ができない。」等である。
大手企業ほど、どの手とどの足をこのように使って何秒で作業をしなさい等と厳格にマニュアルが決められているため、独創性を好む血液型Ｂ型やＯ型の人間は特に耐えられないだろう。
ただ、かような職種でも利点がある。それは、比較的、勤務時間の管理がきちんとなされていて残業手当がきっちり出るし、残業時間も制限がある。
就業時間だけ苦痛はあるが、それが終われば一気に楽になるし、休日はのんびり過ごせる。ストレスの休日への持ち越しは少ないために自殺や過労死が少ないのである。就業時間内だけ頑張ればよいのである。
その点、設計や営業では、時間勤務というより、出来高勤務のようなところがあって、物ができたり売れたりしなければ認められず、休日にもストレスを持ち越してしまう。休日にもあれはどうしようこれをどうしようと悩んでしまうため、ストレスになる。

なお、大手企業でない中小の町工場の工員さんは比較的行動の自由が有り創造性を生かせる。
特に、「型作り」の仕事は、職人技が要求され、勤務を経るごとに能力が付くし、仕事も面白い。大手メーカーは高価（１個数百万単位）な「型作り」の仕事を自社でやらずに町工場に請け負わせる。職人技が要求されるためだ。
そのため、創造性を重視するなら町工場への勤務を奨めたい。ただ、仕事、勤務時間が安定しているわけではないし、給料も少ないことは覚悟しておくべきだろう。それと仕事の危険性。大手企業ほど安全管理が徹底していないため、指を落とすことはざらだ。
よく「プレス加工職人になるには指の２，３本失くしてあたりまえ」と言われるほどだ。

[建設作業員]
必要条件：体力。運動神経
コメント：
この職種も日本の経済発展を支えてきた職種である。特に特殊な能力を要するものではなく、身体が丈夫でさえあればできる。ただ、難点なのは安全性。工員では事故をしたとしても、指を落とすくらいであるが、建設作業員では、事故が命に関わる。
ただ、工場勤務の工員と異なり行動の自由が有りストレスがたまりにくいという利点はある。

掲示板（この職種の体験談や裏事情、裏情報等ありましたらお気軽にお寄せください。）

[掲示板掲載にあたっての注意事項]
・この掲示板へ掲載した投稿内容については、当サイトに著作権があるものとします。したがって、投稿内容についての転載、出版等についての権利は当サイトに存するものとします。
・掲示板への掲載内容は、他者を名誉毀損罪、業務妨害罪その他の犯罪行為を構成するものではないこと。たとえ事実の記載であっても、具体的事実、名称を記載しての誹謗、中傷は名誉毀損罪、業務妨害罪となりうることにご注意ください。
もし、かかる場合において犯罪行為に該当すると判断した場合には、投稿者の情報を官憲等に提供することがあります。それ以外の場合には投稿者の情報は完全に秘匿し、他に洩らしません。

掲示板はこちら